【次回予告】

たかが模型、されど模型。長々やってると気付かされることがあります。それは同じ模型でもジャンルによって必要なテクニックが全く違うこと。カーモデルのボディをピカピカに磨き上げる技術は、このジャンルには必須でありながら、他のジャンルにはほとんど使用されないものですし、フィギュアに置けるグラデーション塗装は、逆にカーモデルにはほとんど使われません。
ロボット模型を改造するとしたらポリエステルパテやエポキシパテをバリバリ使用して造型するのが一般的ですが、カーモデルでは経年劣化を嫌って、極力パテを使用しないで作る風潮があります。

こういった住み分けの中で自然、手を出すジャンルが固まってしまうのは仕方が無いことではありますが、残念なことでもあります。かくいう私も、得意ジャンルと言えばロボットとカーモデルにほぼ固まってしまっています。
模型店のショーケースでAFVなどの完成品を見かけると、「いつかやってみたいなぁ・・・」と思いつつも、前述の必要なテクニックのことを思うと、イマイチ手が出せなかったりするわけです。

これではイカン!とまでは言いませんが、興味があるんならもうちょっと気軽にほかのこともやってみてもいいんじゃない?というわけで、今回はほぼ初めてのエアモデルにチャレンジしたいと思います。チョイスしたアイテムはこれ。”ファントム”。ロボモデラーには、マーキングの勉強のために一度は作ってみるべし!といわれる機体ですね。
マーキングという観点からいくなら1/48以上のビッグサイズがいいんでしょうが、今回はソコはカンベンしていただいて1/72でいきたいと思います。それでもマーキングはいっぱい付いてるんですよ。
では、どうかよろしくご覧ください!