明けちゃいましたね・・・

みなさま明けましておめでとうございます
タラタラしてたら年を越しちゃうというこの体たらく
そのまんま続きです

ラジエターのモールドを埋めて表面を馴らしました
ここは先にサーフェイサーを吹いて表面仕上げ
エッチングパーツが載った後にも塗装はしますが、このあとは先に黒く塗っておこうと思います


あとはそろそろウイングを組むことになるのでメッキ剥がし
メッキはパーツのヒケが目立つし、仕上がりも浮いた感じになってしまうので、全部剥がして塗装で表現します


リアウイングは分解して、漂白剤を溶かした水にドボン

しばらく待つと・・・

全てキレイさっぱりというわけにはいきませんがプラ地が出てきました
フロントウイングだけグレーのプラだったようです
このあとウイングのパーツはペーパー掛けをしてヒケを取ります

ラジエター

続いてインタークーラーの前方にあるラジエターです
こちらのメッシュ部にもエッチングパーツが用意されているので、使用したいと思います

が、なんとこの部分、実車と形状が違うのです
キットのパーツのみだとこうで、


エッチングパーツをディテールに合わせて乗せるとこうですが、


実車の写真はどれを見てもこれに近いのです(!)
メッシュ部の大小の向きが逆、エンジンへ繋がるホースはラジエター下部を通っているらしく、上には出ていません

なんでこんなことになってしまったのかわかりませんが、この部分に関しては実車資料を参考にしているのではなく、他車を参考にしているか、模型の設計者の想像なのか?

これは直さねばなりません
エッチングパーツを乗せているとほとんど下のパーツは見えないように感じますが、塗装後に見えてきたらイヤなのでパーツのディテールは埋めてしまいます

インタークーラー

ここらでエッチングパーツを使っていきます
これはインタークーラーのパーツ
メッシュの部分のディテールアップ用にエッチングパーツが用意されています


パーツ表面に貼り付けます
瞬間接着剤を使いますが、ふつうにチューブから流したらせっかくのメッシュモールドが埋まってしまいます
爪楊枝で少量ずつ着けて四辺に回します


シャーシ上の定位置に置いてみます

空気を送る配管パーツが分割されていますが、ここを先に接着してしまうと塗装後に組み付けるのがしずらそう


なのでインタークーラー側の根本で配管を切り放し、分割を変更します



本来の分割部分を接着して隙間埋め
インタークーラー側には差し込みのためにピンを作っておきます


後ハメでカッチリ定位置に合わせることが出来そうです

パーツリテイク

前回作ったアッパーアームのマウントですが、どうも収まりが悪く、構造的にもおかしさを感じたので、もう少し調べてみました
実車の写真資料からはほとんど読み取れず、結局webで見つけた他のガレージキットの組み立て説明書が参考になりました
模型用の部品なのでこちらも完全に信用するわけにはいきませんが、どうもアッパーアームの軸を受けるマウントというよりも、バネとして機能するトーションバーのように感じます

寸法を出して今度はプラ角棒で作ります


アッパーアームのシャフトには補強用の板が溶接されています プラ板を貼って作ります


アップライトの前側支持部から伸びるリンク棒です
プラパイプの輪切りを"C"字型に切り欠いて1mmプラ棒を接着しています


エンドプレートも付けてリアサスペンションを組み上げてみます
これでだいたいまとまりました

フレームスクラッチ

またリアサスに戻ります
アッパーアーム前方に支持部まで伸びる軸を真鍮線で追加します
で、その軸を接続するマウントですが、ここはできればいじりたくなかった・・・
ここをいじるとまたバランスを自分で取り直すことになってしまうのです

でも、どう見ても支持部がズレてしまっていてとても動くパーツには見えません
資料写真にはほとんど写っていないのですがここもやはり形状が違っているようです


形状的には角棒を溶接して作ったようなフレームなのですが、軸位置をしっかり出せるようにまずは大きく切り出したプラ板に穴を開けて位置決めします


細切りの薄プラ板を貼ってガイドにします
厚みも少し足りなかったのでちょうどよかった


切り出して・・・

取り付けてみます

フロント組み上げ

行ったり来たりしますが、フロント部の続きです
アッパーアームを留める虫ピンの受け部として、虫ピンと同径穴の金属パイプを見つけたので使用します

大まかな長さに切って接着し、はみ出たぶんをヤスリで削ります


組み上げてみました
これならモノコックを接着してからでもアームを組み立てられます

職人チューン

乾燥待ちでまたリアに戻ります
写真資料をよーく見ると、アッパーアームとエンドプレートを支持するマウントが、ギアボックス下側から生えていることが分かりました
てっきりギアボックスの後端にエンドプレートを止めて、それによってアッパーアームを支持しているものと思ってました

真鍮線を曲げたもので制作しますが、これは開き角度や支持高さが狂えばアームの高さがチグハグになったりエンドプレートが傾いたりしてしまう重要な部分
図面引いて計算しても多分その通りに部品が作れないので、現物合わせでいきます


方眼のマットの上で水平垂直をしっかり出し、真鍮のブロックで後輪のアップライトを挟み込んでいます
アップライトを平行に保たないと今度はタイヤが曲がってしまいます
この辺はF1カーだけでなく実車も同様かと思いますが、実に絶妙にバランス調整がされているのだと分かりました

数回の試作と調整を経て、だいたい合格ラインに収めました
この調整だけで2日くらいかかっています(;^_^


シルバーウィークも今日で終わり
この休みはほぼ毎日作業が出来ました
見た目あんまり進んでないんですが、(;^_^
今回のような細かな調整が出来たので収穫ありと思っています